特撮による皮膚感があまりにグロくて、その手に弱いモチゾーは途中放棄したという因縁の「砂の惑星」出演が災いしたのか、正統派ルックスのわりにはＢ路線を歩むことに。 デビッド・リンチが借りを返したつもりなのか、その後の「ブルーベルベット」、「ツインピークス」にも起用されている。
他にも「ヒドゥン」、「ロズウェル」、「ダークハイウェイ」、「トリガーエフェクト」、「Ｗの密約」、「サンダーポイント」、「ルート９」と見ているが、ややこしいことさえを言わなければ楽しめる作品が揃っている。 特に、エイリアンと刑事の友情アクションものという完全Ｂ級のりながら、ハイテンポでスリルに満ちていた「ヒドゥン」、単なるサスペンスを超えて人間の持つ醜さを描いて見せた「ルート９」は見逃せないデキ。 「ロズウェル」だってヤツラが姿を現すまでの緊張感は捨てがたかった。 共演に、マクラクランに似て蝶のマーティン・シーン、アホな保安官役で我等のチャールズ・マーティン・スミス。