寡作でなるテレンス・マリック監督の鮮烈なデビュー作「地獄の逃避行」で、ジェイムズ・ディーンを気取った無軌道な青年を演じスターの座に。 共演にシシー・スペイシック、ウォーレン・オーツ。
ジョディ・フォスターとの「白い家の少女」、オールスターキャストによる列車ものパニック「カサンドラクロス」などを経、「地獄の黙示録」のウィラード大佐役に抜擢も、マーロン・ブランドに全て持っていかれて、どちらかといえば「影が薄い俳優協会」に身をおく存在に。
他にも、「ファイナル・カウントダウン」、「大強奪」、「デッドゾーン」、「炎の少女チャーリー」、「ガーディアン」、「サンタリア魔界怨霊」、「ウォール街」、「ジャッジメント／推定有罪」、「犯罪心理捜査官」、「ロズウェル」、「気まぐれな狂気」、「ダーリング」と見ているが、ＴＶ映画への出演も多く未見の山。 この中では、アルバート・フィニー、コリン・ブレイクリー、ジョナサン・プライスと英国俳優がズラリと揃った「大強奪」が素晴らしいデキ。 金に困ったアメリカ人建築家マーティン・シーンがプロの強盗団と組んで銀行を狙うサスペンス。 映像化されたステーィブ・キング原作ものの中では出色の「デッドゾーン」の大統領候補役も、かなり印象深い。「犯罪心理捜査官」、「ロズウェル」、「気まぐれな狂気」も見て損なし。 特に「ロズウェル」はヤツラが姿を見せるまではかなり面白かった。 共演にチャールズ・マーティン・スミス、カントリーシンガーでもあるドワイト・ヨーカム。
初期のＴＶ映画にヴィク・モローとの「連続殺人警官」があるのだが、録画を怠ったので詳しい内容に触れられず残念。
御存知のとおり、ひと頃、やたらに出まくっていた大顔の困り者チャーリー・シーン、エミリオ・エステベスのパパでもある。