網羅していないのでデカイことは言えないが、ハリウッドきってのクールなハンサムガイだと思う。 エラ張りじゃないので、アメリカ代表って感じじゃないのが良い。
「さらば愛しき女よ」、「大いなる眠り」のマーロウ像は秀逸。 「狩人の夜」などで見せた神経症的な犯罪者役での、底知れず冷徹な感じも捨て難い。
ハワード・ホークスが、骨太な活劇の中にも男の友情を鮮やかに描いた「エル・ドラド」の、アル中保安官役もいい。 ジョン・ウエインより、ずっと魅力的な人物像を演じられるスターだと思うのは、私だけではないだろう。
バズ・キューリック監督の「戦うパンチョ・ビラ」でも、ビラ役のユル・ブリナーを食っている。 ここにはチャールズ・ブロンソンも、勿論、汁（ ジル・アイアランド ）付き。