モチゾーの2回ぐらい見ないで死ねるか

チャイナ・ムーン

腕利きの殺人課刑事カイル(エド・ハリス）が、美貌の人妻レイチェル（マデリン・ストウ）と出会い恋に落ちるた時、彼の人生はすでに複雑な罠にはまり込んでいた！

夫の暴力に耐えかねたレイチェルが夫を射殺！ カイルは偽装工作を手伝うのだが・・・。

相棒の新米刑事役に売り出す前のベネチオ・デルトロが扮しているが、これがなかなか良い！ さすが！ 見逃してませんか？

パルメット

危険な匂いを感じながらも、謎の女（エリザベス・シュー）の話に乗り偽装誘拐に手を貸すことになった男（ ウディ・ハレルソン ）の物語。

ノワールムード溢れるサスペンスに仕上がっているのは監督のセンスだろう。フォルガー・シュレンドルフは「ブリキの太鼓」の監督。ジーナ・ガーションはハレルソンの恋人役。

白いドレスの女

キャスリン・ターナーを一躍スターダムにのし上げた大ヒットサスペンス！悪女ものでははずせない一編です。

実業家の妻マティ（官能的ターナー）は、不倫相手の弁護士ネッド（ちょっと気弱な感じが似合うウィリアム・ハート）を利用し、夫殺しを計画するのだが・・・。 売れる前のミッキー・ロークが爆弾作りのプロ役で出演。

推定無罪

有能な検事ラスティ（ ハリソン・フォード ）の浮気相手だった同僚検事補（グレダ・スカッキ）が殺され、現場にはラスティに不利な証拠ばかりが残されていた。 二転三転の 法廷サスペンスもので、大きな声では言えないが、オチがこわーい！ ラスティの奥様役でボニー・ベデリア。

蜘蛛女

もうこれは、悪女ものを超えてコワーイ！ コワすぎて笑えるぐらい凄い！ 演じているのがベルイマン派で「ショコラ」にも出演のレナ・オリンだから、なおのこと衝撃！ キレルと半端じゃないゲーリー・オールドマンもここではダメ男役で、レナ・オリンにガキ扱いされてます。 それだけでも必見！ ピーター・メダック監督には「チェンジリング」という正当ホラーの傑作あり！

冷たい月を抱く女

綺麗だからこそ、男どもは騙されてしまう！ 騙されても仕方ないのです、なにしろ身体を張って仕掛けてくるのはニコール・キッドマンさんですから。 売り出す前のグウィネス・パルトロウが学生役で出ていました。

郵便配達は二度ベルを鳴らす

安食堂で満たされてない生活を送る人妻（「キングコング女優」だったジェシカ・ラング ）と流れ者（ ジャック・ニコルソン ）が組んで悪の道を歩む犯罪もの。 

四度目の映画化となる作品で、脚本にデビッド・マメット。さすがにマメット脚本らしく、途中からテンポが落ちて重苦しくなるのが残念。

さらば愛しき女よ

チャンドラー原作の映画化で、マーロウを演じるロバート・ミッチャムがともかく良い！ ムード満点に描かれるハードボイルドものの傑作でしょう。 例によって人捜しの依頼を受けたマーロウだったが・・・。 悪女シャーロット・ランプリングと組む影の大物役でアンソニー・ザービ。

ゆりかごを揺らす手

猥褻行為を訴えられた産婦人科医が自殺！ 残された妻ペイトン（悪女がハマリのレベッカ・デモーネイ）が、訴えたクレア（アナベラ・シオラ）の元に、ベビーシッターとして現われた！ 復讐というより逆恨みだからコワイよお！ ちょっとサイコ入ってます。 コワイです。アナベラ・シオラがレベッカとは対称的なパッとしない主婦役で。

ルームメイト

恋人と別れたアリソン（ ブリジット・フォンダ ）が同居人を募集すると、やってきたのは素朴で野暮ったいヘドラ（ ジェニファー・ジェイソン・リー ）。共同生活を始めた二人だったが、ヘドラは服装から髪型まで、すべてがアリソンの生き写しとなっていくのだった！

アリソンのゲイの友人の存在がストーリーを盛上げてます。 原作「同居人求む」。

グリフターズ　詐欺師たち

ケチな詐欺師（　ジョン・キューザック　）と、ノミ行為で稼いでいる母親（　アンジェリカ・ヒューストン　）の思いがダークなタッチで語られる犯罪もの。 詐欺師の恋人も、やはりワルな女（ アネット・ベニング ）だった。

甘い毒

エロティックな悪女ならこの人でしょう！ まったく油断のならない謎の女ブリジットをリンダ・フィオレンティーノが演じています。ブリジットは夫（ビル・ブルマン）の金を持ち逃げした上、夫を亡き者にしようと企むのだった！ ムード満点なジャズをバックに悪女ものを得意とするジョン・ダールが監督。

氷の微笑

ご存知の通り、シャロン・ストーンの出世作となるミステリーで、シャロンの足組み替えシーンが話題になりました。

 謎解きに入れ込むより、ヴァーホーベン監督の遊び心を楽しむべき作品でしょう。共演にジーン・トリプルホーン。

殺人ドットコム

コンピューターゲームで殺人を予告してくる犯人を追う刑事ニック（ルー・ダイアモンド）に協力することになった女医のグレース（ メッチェン・アミック ）こそ、謎に包まれた悪女だった。メチェン・アミックの濃厚なエロティシズムを味わうべき作品ですが、アミックなんて、と思う人には平凡なミステリーでしかないかも？

誘う女

子供の頃からスターになることだけを夢見てきたお天気キャスター、スーザン（ ニコール・キッドマン ）が、純粋すぎるゆえに怖いことを平気でしてしまうというリアルストーリーですが、ブラックな感覚あり！ 監督にガス・ヴァン・サント、ニコールの夫役でマット・ディロン。

深夜の告白

ビリー・ワイルダー監督作となる悪女ものの古典的名作。

保険調査員役のエドワード・Ｇ・ロビンソンが「刑事コロンボ」のルーツ的な食いつき方を見せて魅力あり。　アリバイ作りのアイデアも基本的だが悪くない。 脚本にチャンドラー。

バウンド

密室劇的な魅力に溢れた犯罪モノ。「マトリックス」のウォショウスキー兄弟監督作品らしく、脚本が良く練られていてバディムービーとしても楽しめる一編です。

仮釈放中のレズビアン、コーキー（ ジーナ・ガーション）は、マフィアの情婦ヴァイオレット（ジェニファー・テイリー）と組んで、組織の金を奪う計画をたてるのだが・・・。

ワイルドシングス

よく練られた二転三転もののミステリーで油断なりませんよ。ストーリーに触れられないのが残念ですが、若くして濃厚な色気を発揮するネイブ・キャンベルの存在が、この作品を大いに盛上げてます。それと、いつも、おいしい所を持っていくビル・マーレーのトボケ具合は健在、とだけ記しておきましょう。

危険な情事

一夜の遊びのつもりがとんでもないことに・・・。 さすがにエイドリアン・ライン監督が描くストーカーものはねっちりとしていますよ。

自業自得とはいえ、浮気相手のアレックス（グレン・クローズ）につきまとわれだした弁護士ダン（　マイケル・ダグラス　）の家庭はメチャメチャに。ダンの妻にアン・アーチャー。