夫君ポール・ニューマン初監督作の女性映画、「レーチェルレーチェル」に保守的な田舎町の、孤独な教師役で主演。
長い間自分を縛りつけてきた「常識」を打ち破ろうとする中年女性の姿を、ファンタスティックな映像の中に描いた野心作です。 いかんせん私の許容範囲を超えた世界なので、ややこしい評論は避けておきますが、「真実」を見つめる気がある人には価値があるはず。 「母親」「友人」「宗教」「セックス」など、人間を取り巻く問題にも真摯に向き合っている作品です。 同僚の教師役でエステル・パーソンズ。
ニューマンとの共演作には、「長く熱い夜」、「パリが恋する時」、「レーサー」、「新・動く標的」、「ハリー＆サン」などがありますが、個人的には「新・動く標的」が一押し、とは言っても作品として。 ウッドワード的には、さっぱりした中年役を演じた「ハリー＆サン」が良い感じだった。 老いてきて良い味だせるのは、美人じゃなかったからかな？ ニューマンは老い方が哀れだもんなあ。