「刑事スタスキー＆ハッチ」で名を売ったが、モチゾーがシビレまくった70年代傑作アクションの数々に出演している名脇役だ。
アイザック・ヘイズのスコアがかっこいい「黒いジャガー」では、路上でジョン・シャフトにネタを流して20ドルゲット！
同じブラックムービィでも、「黒いジャガー」よりずっとダークな力作「110番街交差点」では、ポール・ベンジャミンと組んでマフィアの金を強奪するも、派手に遊んでいるところをマフィアの若頭アンソニー・フランシオサに掴まり、ボコボコにされて死亡！
ピーター・ハイアムズ監督のデビュー作「破壊！」では、違法営業のゲイバーに潜入した風紀課の刑事、エリオット・グールド、ロバート・ブレイクとドタバタ・アクションを繰りひろげていた。「口の達者なゲイ」ってのもハマリ役だ。
ジェイムズ・カーンがギャンブルにのめり込む大学教授役を熱演した「熱い賭け」では、すべてを失ってゲットーを彷徨うカーンをかもろうとして、逆にずたずたにされる。
以上、いずれも、大きな役とは言えないが、決して見逃してはならない作品だ！
他に、「炎の少女チャーリー」の研究者、「フロリダ・ストレイツ／脱出海峡」のとってつけたような狙撃者、「シェイクダウン」のギャングの大物、などがあるが、きゃしゃな体つきのせいか、「クセのある小者」のイメージが強く、正直、ピンとこなかった。 勝手な思いだが、ベテランの域に達しても、なお、小者感を失わないで欲しいものだ。
アクション以外では、「グリニッジ・ビレッジの青春」ぐらいしか見ていないので、偏った評価になっているとしたら勘弁！