ジャンキーあばずれ系。
「ドラッグストア・カウボーイ」、「監視」とヤクやりまくりだが、両作品とも、クールなアウトロウを演じて捨て難い魅力あり。
アレック・ボールドウィンが元刑事のタフガイを演じた「ヘブンズ・プリズナー」では、アレックのワイフ役で気丈なところを見せるが、無残にもショットガンで・・・。 ここでは、清純派のイメージが強いメアリー・スチュアート・マスターソンがストリッパー役。 アレックの幼なじみのギャングにエリック・ロバーツ、そして、その悪妻役でテリー・ハッチャー。 ロバーツが出ている割には安っぽくないデキだし、決して魅力的とは言えないが、テリーのヌードシーンも有り。
「チャーリーズ・エンジェル」でも悪女役だったケリーだが、やつれ具合に時の流れを感じたのは私だけではなかったはず。 スクリーン上では豹変するキャメロン・ディアスが相手では、いささか、荷が重かったか？他の二人ならまだしも。
なお、男社会ハリウッドにおいて、微妙な立場にいる中年女優達の生き方を描いたドキュメンタリー「デボラ・ウィンガーを探して」にも出演している。 監督はロザンナ・アークエット。
他にも「逃亡者」、「バーチュオシティ」、「ワイルド・スモーカー」と出演作のあるケリーだが、いずれも、作品自体のデキがひどくて見直す気になれずにいるので、彼女に対するコメントは控えておきます。 ただし、「ワイルド・スモーカー」だけは、ビリー・ボブ・ソーントン、ジェイミー・リー・カーティス、ジョン・リスゴー、ジャッジ・ラインホールドと揃っているので、体調の良い日に再挑戦しなくちゃあなるまい。
追加で、良い感じのケリー・リンチを紹介。
お涙頂戴もの「カーリー・スー」では、流れ者（ ジェイムズ・ベルーシ ）と孤児（ アリソン・ポーター ）に出会い、仕事より大事なことがあることに気づく敏腕弁護士役で出演。 子供を施設から出すためには手段を選ばず、浮気の写真をネタにお偉いさんを強請るのだが、そんな抜け目の無さがケリーの魅力なのだ。
もっと追加で、「詐欺／イマジナリークライム」、「ジャンクション」、「ジャケット」等々。ここでは、「ジャケット」が小品ながら拾い物の一編。