いかつい顔にがっしりした体型という、いかにもプエルトリカン・ギャング的風貌を生かして出まくっている。 チョイ役でもインパクトが強いので、名前は知らずとも誰もが「あー、あの人」と思うはず。
仁義を重んじるがゆえに足を洗えず、暗黒街に散るカリート（アル・パチーノ）の破滅の人生を描いた「カリートの道」での、ジャンキー弁護士（ショーン・ペン）の用心棒役は典型。
「ボーン・コレクター」では、動けないデンゼル・ワシントンが信頼する科学捜査員役、「トラフィック」では、ドン・チードルとコンビを組む麻薬捜査官役、「イギリスから来た男」では、娘の命を奪った組織に復讐を誓うテレンス・スタンプの協力者と、味方にしたらいかにも頼りになりそうなところも魅力。
その他、「ブラック・レイン」、「Ｑ＆Ａ」、「カウボーイ・ウェイ／荒野のヒーロー、Ｎ．Ｙへ行く」、「野獣教師」、「ブギーナイツ」、「アウト・オブ・サイト」、「ソルトン・シー」、「パンチドランク・ラブ」、「コンフィデンス」、「ニューオーリンズ・トライアル」、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」、「夢駆ける馬ドリーマー」、「カリートの道 暗黒街の抗争」等々、出演作多数。
近作、ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムの「ローグアサシン」では、潜入捜査官役だった。
その後も、「イエスマン”ＹＥＳ”は人生のパスポート」での自殺志願者、「そんな彼なら捨てちゃえば？」の建築現場職人などコメディタッチなものから、「ハードラック」、「ザ・クリーナー/消された殺人」、「サブウェイ１２３激突」などアクションものまで出まくってます。 それも、「ザ・クリーナー／消された殺人」以外は気が抜けるほど小さな役で。 それでも、そこらがルイス・ガスマンならではの魅力と納得でしたが、「サブウェイ１２３激突」であっさり撃たれたのには、さすがにビックリ！「おいおい、ルイス・ガスマン軽視しすぎじゃあ」っと思わずツッコミましたぜ。