単細胞アクションスター！ 何を撮っても深みなく、ほとんどが意味のないアクションものか、底の浅いサクセスストーリーで、代表格の大ヒット作「ロッキー」のボクシングシーンの、リアリティの無さには呆れはてた。
コメディセンスも無く迷走する中では、脇役にめぐまれた「コップランド」が見る価値あり。 あとは、オープニングの寒々した風景が心に焼きついている、「ランボー」の孤独を評価。
下積み時代には「さらば愛しき女よ」、「ビッグボス」にも出演しているが、スタローンはともかく、ロバート・ミッチャムが素晴らしい「さらば愛しき女よ」は見逃せない一編だ。
ロジャー・コーマン傘下で撮った「デス・レース2000年」は、カルト視するむきもあるが個人的には評価していない。