ニューシネマの一編「バニシング・ポイント」でスターに。 デラニー＆ボニーが音楽出演。 あの時代ならではのヒッピー文化を描いた作品で、我国でも大ヒットとなったが、惜しくも「人間」を描くまでにはいたらず。 なお、ヴィゴ・モーテンセン起用でリメークされているが、そちらも悪くないデキで、ホッと胸を撫で下ろす。
ドイツが残した秘密書類をめぐる、各国スパイの争いに巻き込まれる弁護士を演じた「ザルツブルグ・コネクション」は、そこそこ楽しめるデキ。
70年代には、ＴＶシリーズ「弁護士ペトロチェリー」を楽しんだ人も多いはずだが、昨今は悪人を演じる機会が増えているようだ。 ソダバーグ監督の「英国からきた男」、トム・ベレンジャーのＢ級サスペンス「トゥルー・ブルー」など。
クリスティものの英国ＴＶ「鏡は横にひびわれて」には、ジェイソン役で出演。 映画「クリスタル殺人事件」でロック・ハドソンが扮した役どころだが、デキは謎解きがつまらなく残念！ ウワサでは原作も良くないらしい。 マープル役のジューン・ヒクソンもかなりおちる。
映画は、マープルにアンジェラ・ランズベリー、甥のスコットランドヤード警官役で我等のエドワード・フォックス、女優役にエリザベス・テイラー、キム・ノバクと配役だけはゴージャス。