悪友のバチュラーパーティにつき合い、カリフォルニアワイン街道を目指す「サイドウェイ」での、失恋の痛手から逃れられない作家志望の教師役で注目！ここで見せた情けなさが、良くも悪くもポール・ジアマッティのイメージとなっている。なお、この「サイドウェイ」は小日向文世主演でリメークされた模様。
サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーが腕利きの交渉人に扮した「交渉人」では、罠にはめられたサミュエルに人質にされる、たれ込み屋ルーディ役で出演。小心者だが憎めないキャラを見事に演じている。なお、エンディングロールには、この作品が遺作となったJ・T・ウォルシュを偲ぶコメントあり。
「PLANET OF THE APES 猿の惑星」でも、やはりキャラにぴったりな、こすっからいけど憎めない奴隷商人役（正確には猿なので商猿）だったが、完全猿化していてクレジットなしでは見逃すこと必至！ かなりの話題作だったが、ティム・バートン作品に馴染めないせいか楽しめず！
その他、「トゥルーマン・ショー」、「プライベート・ライアン」、「コンフィデンス」、「ペイチェク消された記憶」、「シンデレラマン」、「レディ・イン・ザ・ウォーター」等、大作にも起用され着々とキャリアを築いている。
近作となるクライブ・オーウェン、モニカ・ベルッチ主演のノーテンキなノンストップ・アクション「シューテム・アップ」では悪玉役で。 凄味を利かせても、どこかひょうきんさ有りだが、それが作品の乗りにあっていて、それなりに楽しめるデキ。