英国を代表する名優だったと思うが、初期作品は未見だらけなので多くは語れない。
好きなところをざっと挙げると「シーラ号の謎」、「新・おしゃれ泥棒」、「戦争のはらわた」、「怪盗軍団」、「ブラジルから来た少年」、「天国から来たチャンピオン」、「評決」あたりになるが、俳優メイソンが素晴らしいと思えたのは、キャンディス・バーゲン、チャールズ・グローディン主演による宝石泥棒もの「新・おしゃれ泥棒」だ。 訳あって内部から協力することになるメイソンの存在が単なるおしゃれなだけの作品に終わらせていない。 「評決」では、アル中弁護士ポール・ニューマンに美女スパイ（シャーロット・ランプリング）を差し向けるやり手の弁護士役。 テリー・サヴァラスの豪放なキャラが生かされていた痛快泥棒もの「怪盗軍団」もかなり楽しめるデキ。
その他では「北海ハイジャック」、「マッキントッシュの男」、古くはヒッチコック作品「北北西に進路を取れ」等など。 こんな薄い紹介では、オールドファンに失礼とは思うが勘弁を。