「夜の大捜査線」での、死体からサイフを盗み殺人犯として疑われる役が印象的だが、「冷血」、「傷だらけの挽歌」などで見せた、無機質で心の病んでいる役が得意とされているようだ。
泣き虫のマザコン男を演じた「傷だらけの挽歌」での、控えめなエキセントリックさの陰にある優しさと冷酷さは、彼ならでは。 アクションものとしてはテンポがのろくかなり重苦しいが、その分人間ドラマとして見る価値ありの作品だ。「冷血」の方は遠い昔に一度見たきりなので、コメントは控えます。
さっぱりしたハンサムガイなので、年とともに良い人役がまわってきている。 そのての代表作としては「センチュリアン」の、誤って罪の無い民間人を射殺してしまう、新人警官役なんかどうでしょうか？ 一般的には「華麗なるギャッツビー」での評価が高いけど、内容的にはどうにも入りきれず、長過ぎてひたすら睡魔との戦い。
他に、バート・レイノルズの「マローン」での心穏やかな車の修理屋、「ジョニー・ハンサム」では、仲間に裏切られあっさりと殺されるジョニーの相棒役。 大作「ライト・スタッフ」には、サム・シェパードの友人役で。
「ヤングガン２」ではビリー・ザ・キッドを捕らえるために、パット・ギャレット（ ウィリアム・Ｌ・ピーターセン ）を雇う知事役。 デニス・クエイドとメグ・ライアンの夫婦共演だけが話題だった、退屈きわまりない愛憎劇「フレッシュ・アンド・ボーン 渇いた愛の行方」にも出ていたはず。
社会性の強い作品を撮り続けて監督としての評価も高い（ 個人的には展開に乏しく、眠気を感じる作品が多くてツライが ）ティム・ロビンスの、「デッドマン・ウォーキング」の牧師役というのもある。