「誘う女」での、ニコール・キッドマンに翻弄される不良少年役が印象深いが、その面構えに圧倒されたのが、ニコラス・ケイジとの「８ｍｍ」だ。 その存在からして「スナッフ」などの闇の犯罪世界に通ずる男の雰囲気を漂わせていて、強烈なインパクトあり。
ＣＧ映像のチンケさにがっくりだった「グラディエイター」だが、ホアキン演じるコモデゥス役の憎々しさはかなりなもの。 やや、やりすぎて大げさとも取れるが、あんな下らない作品なら責める気にもなりゃしない。
メル・ギブソンと組んだ「サイン」は、まったく肩透かしのデキだったが、ホアキンの淡々とした普通っぽさは評価したい。
他に、不思議なムードの犯罪モノ「ムーンライト・ドライブ」、マーク・ウォールバーグとの「裏切り者」と見ているが、あまり良い印象を持っておらず、評価外としておきます。