「ウォリアーズ」、「48時間」、「ラストマン・スタンディング」に出演のウォルター・ヒル組。
この中では、ストリート・ギャング達の統一を目ざすリーダーを殺し、その罪をウォリアーズになすりつける腹黒なヤツを演じた「ウォリアーズ」が印象深い！ とは言っても、ワルっぷりよりも、真犯人なのがばれて、小心者ぶりをさらけだすところが・・・。 ブロンクスから故郷コニーアイランドまで逃げのびようとするウォリアーズを、リズミカルに描いた作品だが、ラストの泣き叫ぶパトリック・ケリーの存在が、作品自体をヌルくした気がしてならない。 ゆえに、強盗仲間のジェイムズ・レマーにいたぶられる、「48時間」の、はなから小物の方が、ずっと、持ち味発揮だと思う。 まったくの駄作だった「ラストマン・スタンディング」でのおおげさなワル役も、やはりダメ！
魅力的？な小物ぶりを味わうなら、アーノルド・シュワルツネッガーの「コマンドー」が良い！
他に、ブルース・デイビソン、デビッド・キャラダイン、オリバー・リードと揃った「第27囚人戦車隊」に、ひょうきんだが、喧嘩っぱやい囚人兵役で出演している。 ドイツの犯罪者や反体制者を主役にした戦争ものだが、叙情的な部分もあり、メンバーを見てＢ級視するのは危険！