Ｂ級アクションの帝王。 ８０年代に入ってからはどうにも手におえない作品ばかりだが、それまではちょこちょこ良い仕事もしているので無視できないでいる。
そんな中から何本か紹介。 まずは「泥棒がいっぱい」の殺し屋役。
ピーター・フォーク主演のトボケたアクション・コメディでおしゃれ感覚に溢れていて楽しめる。 共演にブリット・エクランド。
ロジャー・コーマン傘下で撮られたマーティン・スコセッシ初期の名作「明日に処刑を・・・」も低予算ながら強烈な印象を与えた。 キャラダインは主演のバーサを演じたバーバラ・ハーシーと結婚していた模様。
ハル・アシュビー監督作の「ウディ・ガスリー／わが心のふるさと」は、ディランファン必見のルーツ・フォーク・シンガー、ウディ放浪時代を描いた作品で、当然、モチゾーもロードショウで。 貧しきフォークシンガー、ウディがやたらシャツを着替えている、という批判が巻き起こったくらいシビアな見方がされた作品だった。
最も好きなのが、ウォルター・ヒル監督の「ロング・ライダース」で、彼が演じたがためにコール・ヤンガーをジェシー・ジェイムズ以上の存在と思った人も多いはず。 ちなみに、ここではジェシーをジェイムズ・キーチ、兄フランクをスティシー・キーチ。 ヤンガー兄弟のジムをキース・キャラダイン、ボブ・ヤンガーをロバート・キャラダインとそれぞれ実の兄弟が演じたのも話題になった。 ライ・クーダーのサントラもまったく素晴らしい。
長くなるので、この先は見る価値ありを簡単に。 バカバカしさを楽しめる方なら「デスレース２０００年」、Ｂ級ファン必見のカントリー・アクション「ランナウェイ」、特撮が時代がかっているが「原子力潜水艦浮上せず」、オリバー・リード、デヴィッド・パトリック・ケリー、ブルース・デイビィソンなど曲者スターが揃った異色戦争もの「第７囚人戦車隊」あたりか。 バーバラ・カレラが出てるってことで「テキサスＳＷＡＴ」も乗っけておきます。 主演にダヨーンのおじさん、ことチャック・ノリス。
70年代に我国でも放送されたＴＶ「燃えよカンフー」で人気を博したが、個人的にはあまり踏み込めず。
近年は「キル・ビル」シリーズのビル役がある。