青春スターとしては「ベイ・ボーイ」、「スタンド・バイ・ミー」、「ヤングガン」などがある。
「ヤングガン」で一緒だったルー・ダイアモンド・フィリップスとの「レネゲイズ」が、監督に恵まれたせいか拾い物の一編。
「要塞監獄 プリズナー」の犯罪者役も印象深いが、いかんせん展開がなく退屈。 同じ犯罪ものなら、キレ具合が半端じゃなかった「きまぐれな狂気」が楽しめる。 ただしこういう役は誰が演じてもそこそこなので、過大評価しないこと。 共演にヴィンンセント・ギャロ。 なお意外？にもキーファーが監督も兼ねている。
話題の「24」以降では、人気の理由がピンと来ないコリン・ファレルが、公衆電話に閉じ込められ、影無き狙撃犯に翻弄されるという、密室サスペンス「フォーン・ブース」に犯人役で。 無気味な犯罪者役は得意とするところだが、最後にチラッと顔を見せるだけのわりにはオイシイ。 交渉にあたる刑事役でフォレスト・ウィテカー。
心臓疾患のために退職してしまった警官のキーファーが、犯罪に巻き込まれ、殺人まで犯してしまう「ワイルド・スタリオン」は、軽いタッチながらそこそこ楽しめるデキだが、キレやすく暴力的なキーファーのリアルさに比べて、キーファーを裏切り、賭博にのめり込む小心者騎手の描き方があまりに安直で残念。
最新作「センチネル」では、脂っこいマイケル・ダグラス（シークレットサービス）の元相棒の捜査官役。 ファーストレディ役でキム・ベイシンガー。彼女が立場もかえりみずダグラスと不倫関係になる、という設定が許せれば、結構楽しめるデキ。 キーファーは「２４」ほどのタフさをみせないのが、かえって良い。