アル・パチーノとの「スカーフェイス」でスターに。
ネコ系ルックスのせいか、神経質でケンがあり、クールと言うより冷たいイメージが強いので、あまり好きなタイプの女優ではないが、「愛されちゃって、マフィア」、「素晴らしき日」での生活感溢れる感じは悪くない。 特にジョージ・クルーニーとの「素晴らしき日」での、子供を抱えてドタバタ奮闘するバツイチ建築設計士役は楽しい。 ミシェルは負けず嫌いで気の強いシングルマザー役を熱演！やはり、バツイチの記者役、クルーニーも優しさとユーモアたっぷり！編集長役にチャールズ・ダーニング。
個人的一押しなのが、シリアスな生活者を淡々と演じた「ラブ・フィールド」だ。 ケネディ暗殺を背景に人種問題を描いた作品で、地味ながら印象深い。
ウール・グロスバード監督の「ディープエンド・オブ・オーシャン」は、かつて誘拐された子供を取り戻した夫婦が、空白を埋めるべく苦悩する物語だが、ちょっとピンとこない設定なのが残念！ ミシェルとトリート・ウィリアムスが夫婦役。
生活感溢れていても辛かったのが、「恋のためらい フランキーとジョニー」。 なにしろ、ジョニー役はアル・パチーノがこってり！なもんで。
ヒドイと言う点では「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」も負けちゃあいない、ピアノ弾き役のボー＆ジェフ・ブリッジスがあまりにパッとしなくて退屈の極致！ ミシェルは吹き替えなしでシンガー役を演じたらしいが・・・ それ以前の問題！
その他、「ウルフ」、「アンカー・ウーマン」、「ホワット・ライズ・ビニーズ」、「I ａｍ ｓａｍアイ・アム・サム」、「ホワイト・オランダー」などがある。
新作「ヘアスプレー」では、意地の悪いプロデューサー役で持ち味発揮！ 最新作はファンタジー「スターダスト」で、魔女役を演じたが、作品的にはどうにも退屈なデキ！ ただし、この頃の単なるCG祭りになっているファンタジーものには悪意があるので、この評価は信用しないで下さい。