がっちりしたガタイと鋭い目つきは、妥協を許さず犯人を追い詰める刑事役がハマリ。
代表作と言える「スティング」、「狼たちの午後」でも当然、刑事役。 「シャーキーズ・マシーン」、「ザ・コップ」、「私がウォシャウスキー」などでも、貫禄満点の部長刑事役を演じている。
あまりに出演作が多くて網羅できていないが、七十年代の出演作から刑事役以外を簡単に紹介。
ビリー・ワイルダー監督、ジャック・レモン、ウォルター・マッソウの新聞記者もの「フロント・ページ」では記者仲間の一人で。 レモンの恋人役で可憐？なスーザン・サランドン。
アリステア・マクリーン原作、脚本の入り乱れ型サスペンスウエスタン「軍用列車」では、悪に加担する車掌役で出演。 たいした見せ場も無く、イカサマ賭博師（実は諜報局員）ブロンソンに撃たれる。 少佐役エド・ローターが骨っぽさをみせたが、デキとしては散漫でスリル無し。
ブルック・シールズが小生意気なピンボールの名手を演じた「ティルト」では、最後に対決する名人役で。 あきれるほど太っていたのが悲しかったが、詰め物していたのかな？ ビデオタイトルは「ブルック・シールズのプレティ・ギャンブラー」。
ロバート・アルドリッチ監督、お得意の男臭い社会派アクション「合衆国最後の日」では大統領役だったが射殺される。 バート・ランカスターと組む脱獄囚にバート・ヤング。 ジャックされるミサイル基地の護衛兵にリチャード・ジャッケル。
でっぷり太って、鋭いのは「目つき」だけとなった近年では、コーエン兄弟作品「未来は今」、「オー・ブラザー！」があるが、貫禄＝太ること、と勘違いしているチャールズに魅力無し。
マイケル・マドセンが汚職警官役を演じた、ポリス・ストーリー「ＬＡＰＤ 処刑分署」では元警官役で出演。 ワイロを受取るか、仲間を捨て正義を行なうかで悩む息子を温かく見守るも、組織の罠にはまり射殺される。 Ｂ級作品だが、チャールズ・ダーニングが引き締めていて、結構、楽しめる。 やはり、太りすぎだとは思うが・・・。
主演となる「スタンド・アローン」は、Ｂ級ながらも見せ場あり。 平和な老後を送っていた朝鮮戦争の元英雄が、恐怖心と戦いながらも悪と戦う姿を描いた作品。 協力者役でパム・グリア。