第二次大戦中、ギリシャのある島に占領軍としてやって来たイタリア軍大尉（ニコラス・ケイジ）と島の娘（ペネロペ・クルス）とそのフィアンセの愛の行方を、ドイツ軍との戦いの中に描いた作品。
戦争によって切り裂かれた愛と友情の物語とくれば、感動はお約束のはずですが、まったく引き込まれなかったのは、ニコケイとペネロペのラブシーンなんて想像しただけでもおぞましかったから。 悲劇性を増すためにか派手な銃撃シーンもありますが、ＣＧ多用のせいかどこか安っぽく臨場感に欠けてたし、なによりドイツ兵も、イタリア兵も、ましてやギリシャ人までもが英語だなんて・・・。
ベトナム戦争のさなか、１５歳で妊娠、出産。 優しいけど、ドラッグが止められなかった夫を追い出し、そのせいで息子は反抗的に。 ニューヨークへ行き、作家になるどころか、全てがくるってしまったビバリーが、それでもめげずに夢を追い続ける姿を描いた作品。
デブって生活感丸出しのビバリーですが、なぜか憎めないのは、リアルに演じるドリュー・バリモアの魅力によるのかも。 なにしろ、もとから綺麗過ぎないから。 誰が悪いわけでもないのに、すこしづつ不幸になっていくビバリーの姿に、自分を重ね合わせた人もいるのではないでしょうか？ ラスト、車で迎えに来る父親役のジェイムズ・ウッズも良かったです。
サウジアラビアで起きた自爆テロで仲間を失ったＦＢＩが、チームを送り込み犯人グループの捜査をすることに。 現地入りしても思うように動けないチームだったが、リーダー（ジェイミー・フォックス）とサウジ側隊長との理解によって、いよいよ犯人像に迫るのだが・・・。
全編、緊張感に満ちた強烈な一編で、個人的にはかなり気に入ってるんですが、殺伐とし過ぎていてヒューマンな感動などいっさい無しなんで、どうでしょうか？ 製作にまわったマイケル・マンのチカラ大とみたが。
身寄りのない孤独な改札係のルーシー（サンドラ・ブロック）は、あこがれの彼が線路に落ちたのを助けたものの、彼は昏睡状態に。 家族にフィアンセと勘違いされ、家族のように向かい入れられたので、ついつい真実を話せなくなって・・・。 と貧しくても清く生きる、いかにもサンドラ・ブロックらしいキャラが生かされたラブ・ストーリー。 疑いを抱いた弟が接近！ おかしな三角関係になるという有り得ない展開を責めるのはヤボ！ 人間、重たいのを見たくない日だってあるんですから、そんな日用も必要！
やってくれました！ タランティーノ・ワールド全開！ プチノイズに、傷んだフィルム、そして極彩色で彩られたオープニングは、６０年代、７０年代ポップの再現。 これだけでつかみはオーケーですが、ここから３５分は「レザボアドッグ」の如くおしゃべりが延々。 ああ眠くなってきたなあ、こりゃあ、つまんないなあ、と思い始めた頃からぶっとびの展開が・・・。
殺人スタントマン（カート・ラッセル）と命知らずのスタントウーマンの対決は、１００％リアル・カーチェイスでＣＧウソを根底からぶっとばしてくれました。 久々に腹を抱えて笑い転げた痛快作！
ＴＶ映画なので過度な期待はできませんが、地下の変動に気づき、市の苦情係に訴えた人達が、秘密の部屋へ通され、そこで人類の危機を知るという序盤はスリルあり。 そこに集まった人達が、持ち味を生かして抵抗する展開は盛り上がるのですが、ヤツラが現われてからは一気に急降下！ 思わず笑ってしまう「かまきり型エイリアン」の登場でした。 唯一、名を知る出演者ダリル・ハンナは、ここでも人間離れしたキャラを求められてます。
ギャンブルにのめり込み、借金の返済に追われるオニール（キアヌ・リーブス）は、週５００ドルが必要で、低所得者住宅地域の少年野球チームのコーチを引き受けることに。
少年達と触れあって、変わっていくヤクザな男の姿を通して、アメリカ貧困層の実情に迫っています。 コーチ業に嫌気がさし、最後の賭けで勝った金を手に街を出るつもりが、気が変わり子供達をメジャーの試合に連れて行くとこなんぞはお涙ものですが、ありがちなスポーツものと違いハッピーエンドとはいかず！ それだけに印象に残る作品でした。
富豪の娘サラ（ブリタニー・マーフィー）と小さなラジオ局のリポーター、トム（アシュトン・カッチャー）は、付き合い始めて９ヵ月で結婚、ヨーロッパへとハネムーンへ。 ところが若すぎた二人はトラブルだらけで、旅先で喧嘩ばかり。 戻ったときは別居状態という、ハリウッド版「成田離婚」ものコメディ。 ラストは落ち着くところに落ち着く、他愛もない作品ですが、ヨーロッパにおけるアメリカ人観光客の横柄さはしっかり描かれてました。
北海道旭川から上京したばかりの女子大生（松たか子）の初々しいキャンパスライフと、のどかな武蔵野の街角探訪の様子を描いた青春もの。 探訪とはいえ、彼女には大きな目的があったのだが・・・。
誘われるままに好きでもないサークルに入ってしまったり、カレーを作りすぎたからといって、向かいの部屋の女性を食事に招いたりと、田舎少女ならではのほのぼのとした姿が、俯瞰でありながら、優しさに満ちた視線で語られていました。「ＬＯＶＥ ＬＥＴＴＥＲ」の岩井俊二監督による一時間ちょっとの中編。
ベン・スティーラーにジャック・ブラックにクリストファ−・ウォーケンという強烈な組み合わせによる、ドタバタの中にも欲望、信頼、友情が絡み合う上質なコメディ。
親友のニック（ブラック）が、犬のフンを消し去るスプレーを発明し、大金持ちになったことに嫉妬したティム（スティーラー）は、バーで知り合った男（ウォーケン）と組んで、ジャックをおとし入れようとするのだが・・・。 バカバカしいだけで終わらなかったのは監督バリー・レヴィンソンの手腕。それにしても、ベン・スティーラーのしゃべりは高速回転だ！
１９７８年、スペインの山荘を訪れた２組のイギリス人カップルが、森の中で監禁されている少女を救ったために、その家族に襲われるという異文化ものサスペンス。
気が弱くウサギも撃てなかった男が、次第に暴力に目覚めていくところは、一瞬、サム・ペキンパーの「わらの犬」を彷彿！ シンプルな展開ながら、じりじりするスリルがあるので、最後まで油断ならず。 主演のゲーリー・オールドマンも大げさな演技を控えていて良かった。
記憶障害に悩む男が、愛する人のために過去を書き換えようとして、結局は最もネガティブな結末を選んでしまう、という悲しいラブストーリー「バタフライ・エフェクト」の続編とされる作品。
休暇中の仕事の呼び出しを断わりきれず、帰り道で事故ってしまい、恋人と友人カップルを死なせてしまった男が、タイムスリップして、彼等のために違った人生を選ぼうとするのだが・・・。 予想通り前作の意外性が通用しなかったため、平凡なデキになってしまったけど、最後はどうなるのかというスリルがあったので退屈せず。 タイトルはカオス理論の「バタフライ効果」から、だそーです。
高校を卒業したばかりの仲良し少女、イニード（ソーラ・バーチ）とレベッカ（スカーレット・ヨハンセン）が、生き方の違いを感じ、それぞれの道を歩みだすまでを描いた作品。
甘酸っぱい青春ものと思わせて、普通に生きるレベッカに比べ、それが出来ないでいるイニードの虚無感を描いて深み有り。 信じるものがなく、揺れ、さまようイニードの方にシンパシーを抱いた人なら、きっと、心ひかれることでしょう。 おじさんも心の奥の奥の方がヒリヒリしました。 イニードが興味を持つレコードマニア役のスティーブ・ブシェミがいい味だしてます。 年齢詐称のヨハンセンはプクプク！
タクシードライバーと乗客が織りなす一夜の夢をオムニバス形式で綴った作品。
大げさな展開をさけ、さらっとしたタッチで人間を描くジム・ジャームッシュならではの世界観がありますが、ファンではないので、全五編とも好きと言えないのは仕方のないところか。 中ではロス編のドライバー（ウィノラ・ライダー）と客（ジーナ・ローランズ）の絡みが一番楽しい。 そこそこ金持っているのにシアワセ感ゼロの日本人にはグサっときました。 盲目の女性を乗っけたコートダジュール出身のドライバーの一夜を描いたパリ編もしゃれっけたっぷり。 なお、似たようなテイストの作品に「シカゴ・ドライバー」ってのもあり！ 舞台の映画化らしいけど、こっちもなかなかのデキです。
仲の悪い兄弟を案じた母の遺言は、兄弟三人でサンティアーゴ・デ・コンポステーラへの巡礼に出て、無事目的地までたどり着いたら遺産を分け与えるというもの。 不純な動機で参加する三人を含む九人で、二ヶ月に渡る巡礼の旅に出るのだが・・・。
マイナーヒットした作品のようですが、宗教好き、ヨーロッパの田舎好き、ヒューマンドラマ好きの、いずれでもないワタシには、ピンとこなかったってのが正直なところ。 巡礼者がハイになって見る夢にはイマジネーションがありましたが、調子こいて、夢のシーンが多すぎ！ 一緒に歩くアラブ人の存在も、重要なポイントなんだろうけど、無神論者の悲しさかその意味すら解らず、笑えず、泣けず、勿論、感動せず。
１４年の刑期を終え、故郷ベルファストに戻った元ＩＲＡテロリストのダニー（ダニエル・デイ・ルイス）は、組織の監視の中、ボクサーとして再起をはかるのだが・・・。
果てしない紛争に巻き込まれた人々の姿を生々しく描いて迫力あり。 正しいことのために戦っていたはずが、いつしか私怨に自身が乗っ取られて、出口が見えなくなるテロリスト達を思うと、「始めにやったヤツ」の罪の重さを感じてなりません。 それを遠い歴史のせいにしていいはずもないのに。
舞台は１９５７年のコネチカット州、貞淑で、賢く、雑誌取材も受けるほどの理想の主婦キャシー（ジュリアン・ムーア）が、ある日を境に、みせかけの幸せから転落していく様を描いた人間ドラマ。
夫がゲイであることを知り、ぎくしゃくと暮らす中、心優しい庭師（黒人）と親しくしていることが町中のウワサとなり・・・。 悲しみの中でも毅然とした態度を取る二人（キャシーと庭師）の姿には、人間としての気品が感じられました。 ここらは、さすがに「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ監督といったところ。 深い緑色が印象的な映像美にも触れておかなくては。
アルコールのせいで、唯一の家族である姉の結婚式を台無しにしたグエン（サンドラ・ブロック）が、更生施設で出会った人達との交流を通して、自分を見直し、姉とも和解するまでを描いた人間ドラマ。
十分にシリアスなのに、良くも悪くも悲劇が似合わないサンドラが主演なので、重苦しさは無し！ 施設で惹かれあった野球選手（ヴィゴ・モーテンセン）とハッピーエンドで終わるベタな展開かと思ったら、案外サラリとしていたのが良かった。
な、なんと４度目となる「盗まれた街」の映画化。 ドン・シーゲル版もフィリップ・カウフマン版も素晴らしいデキだったので、よほどの展開を見せなければ楽しめないというハンデあり。 監督に「ｅｓ［エス］」で注目されたオリヴァー・ヒルシュビーゲル抜擢でしたが、ハンデをはね返せず、新鮮味なし！ 主演の精神科医（ニコール・キッドマン）が、感染しなかった子供を守るために逃げまわるシーンは、まあまあですが、ヒネリもなければ、迫力もないラストにはガックリ！ これなら、Ｂ級視されているアベル・フェラーラ版の方が怖かった！
ジャン・レノ主演による実在したプロレスラー神父もの「グラン・マスクの男」のコメディ版ともいえる作品。
心優しき修道士ナチョ（ジャック・ブラック）は、邪悪とされているプロレスで金を稼ぎ、子供達の食事代に当てていたが、尊敬するレスラー、ラムセスにひどい扱いを受けたのに怒り、彼と対決する権利を得るためバトルロイヤルに出場することに。 タッグを組むヤセとの関係も楽しく、ほのぼの感のあるコメディに仕上がってますが、ドタバタ展開になると笑いの質の違いのせいか、さほど笑えないのが残念。
ヴァカンスをとるため、老女に飼い猫のグリグリを預けたクロエだったが、戻ってくると猫は行方不明！ 猫を探してパリ１１区を歩き回るうちに出会った人々との交流を、サラリとしたタッチで描いた小品です。 だいそれたメッセージなどありませんが、あっという間に過ぎ去った恋や、画家だった友人との別れ、生粋のパリっ子（オバサン）達のエネルギーなどを映し出していて感じ良し！ ただし、パリが舞台でなかったら魅力半減かも？
大好きなジョージ・シーガルとあんまり好きじゃないジェーン・フォンダという微妙な組み合わせによる「おかしな泥棒ディック＆ジェーン」のリメーク。
悪徳社長の魂胆で会社が倒産、再就職もうまくいかず路頭に迷ったディック（ジム・キャリー）が妻ジェーンと共に、まったく不向きな泥棒稼業にはしるというコメディ。 ドジな泥棒コンビのハチャメチャさは、けっこう笑えますが、社長に復讐する展開になってからパワーダウンしたのが残念！ オリジナルもＤＶＤ化されてますから、よろしければ、ジョージ・シーガルのしがなさも味わって下さい。
タランティーノとは対称的な方向性ながら「おたく」的人気を誇るウェス・アンダーソン監督作品。 身勝手が過ぎて一家を離散させてしまった父親が、天才児の名をほしいままにして育った三人の子供と暮らすことを望むのですが、父のせいで、さまざまな問題を抱えたまま成長した子供達とうまくいくはずもなく・・・。
コミカルだけど笑う気になれない深刻さも含んでいるので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、映像的にも素晴らしく深く心に残りました。 選曲もさすがに唸らせるものあり。 ニコが歌うジャクソン・ブラウンの「ディーズ・デイ」なんて久々聴いたよお。
不思議な能力を持つ息子（養子のリウ＝サン）を誘拐された母親（モニカ・ベルッチ）が、その子の生誕の秘密を知り、モンゴルの奥深くまで救出に向かうというサスペンス。
超能力研究組織と、選ばれた子供リウ＝サンの能力を奪い取ろうとする秘密結社ストーン・カウンシルとの対立という展開を許せれば楽しめるんだろうけど？ 辛かったってのが本音。 ベルッチはさっぱり味で悪くなかったけど。 原作は「クリムゾン・リバー」のジャン＝クリストフ・グランジェ。
９歳の娘オリーヴのミス・コン出場が決まり、ボロ車に乗って家族みんなでカリフォルニアへ！ ところがこの一家は変わり者だらけでバラバラ。 パパは負け組を異常に憎んでいて、兄はそれに反抗してか言葉を発せず、筆談オンリー！ 自殺未遂を起こした伯父は、生きる気力無し！ それに、オリーヴのダンスを指導している祖父はヘロイン中毒の毒舌屋！ まともなのがママだけだから旅はトラブルの連続！ そんな中、それぞれが自分を見つめる事件が起き、家族の絆の大切さを知るという、ほろ苦さも含んだコメディ。
祖父を演じたアラン・アーキンはオスカー受賞、納得の素晴らしさ。 アーキン主演作「ブルージーンズ・ジャーニー」へのオマージュと思える一瞬もあり、久々に興奮しました。
もう一本、アントワネットものを。 没落した貴族の娘（ヒラリー・スワンク）が、失った名誉とプライドを取り戻すために画策！ 夫や愛人や怪しい妖術使い（クリストファー・ウォーケン）と手を組み、アントワネットに熱を上げるスケベな枢機卿から１９２億円の首飾りを騙し取ろうとするのですが。 これまた「ベルバラ」ファンなら誰でも知っているスキャンダルらしいのですが、勿論、無縁でしたから新鮮味あり。 ミステリーとはいえ、時代劇特有のテンポを楽しめないとツライけど、安っぽさはないので未見なら。 ウォーケンはまたしても。
当然のことながら「ベルバラ」には無縁の上、歴史はまったくダメなので遠ざけてましたが、監督ソフィア・コッポラが気になって見ることに。 テーマがぼやけているのは、「ヴァージン・スーサイド」の如く。 アントワネットの浪費癖の因を大げさに描き、美化することで感動を得るというありきたりな展開でなかったのが、この監督らしさでは、と好意的にとりました。 退屈こそが悲しみ、そんな貴族階級の退廃とやら、一度でいいから味わってみたいものです。
ジョン・ウェインのウエスタンが好きなのは、ほとんどがバディムービー（相棒もの）だから。 ここでは若くしてすでに渋いスチュワート・ホイットマンを起用。 ウエスタンで気が引けるのは先住民が、悪役インディアンとして描かれるケースが多いからですが、ここでは彼等に武器を売る商人（コマンチェロ）と戦うという筋書きなのでやや緩和。 悪党の娘に恋したお尋ね者ホイットマンを見逃してやるところなんぞ、豪放でジェントルなウェインの典型！ そんな姿にほれぼれするのは完全なるオッサン！
大工の棟梁を父（田中邦衛）に持つ夫婦が家を建てることになるのですが、友人のデザイナーに設計を依頼したから、さあ大変！ はいからなデザイナーと頑固な大工は衝突の連続！ とここまでは予想通りですが、この二人に絡んでくるシナリオライターの夫（ココリコ田中）の存在が、意外な深みを持たせています。 一般受けばかり考えて仕事しているこの夫が、決して妥協せず自分の思いを貫き通す二人が、次第に心を通じ合わせていくのが羨ましくて嫉妬に狂うのですから。 すべてを笑いのオブラートに包んだ三谷ワールド、全開！
差別問題をバックボーンにした青春もの「パッチギ！」の続編ですが、いきなり「不治の病に苦しむ少年」登場という安易な点数稼ぎにはがっくり！ 前作でも感じたことですが、笑いも人情もクド過ぎてハナにつくし、これでもかのメッセージもやり過ぎては、逆に心に残らないのでは？ とってつけたような戦争シーンもＣＧアクションぐらい、ワシにもできるよ、と言いたげ。
卒論を拾ったホームレス、サイモン（ジョー・ペシ）と落とし主のハーバード大生モンティ（ブレンダン・フレーダー）の友情の物語。
原稿一枚ごとに見返りを求めるサイモンを嫌っていたモンティだったが、次第に彼の知性豊かな人間性に惹かれていき、卒論内容を書き変えるまでに。 教授をやり込めて人気者になるサイモンを演じるペシがおいしい役どころ。 ただし、病気が悪化してからは、やたら感動に拍車をかける演出がハナについて残念。 映画の世界とはいえ、生まれや育ちが違っても、明るく大らかで、自由な精神に満ちている学生達の姿はうらやましい限り。