「アクション馬鹿」モチゾーのこだわり推薦作品

ザ・ビッグマン

愛する妻のために引退を考えるム所帰りの凄腕強盗スティーブ（ダグラス）が、若者（ジェンマ）と組んで最後の大仕事に挑むのだが・・・。

三人の微妙な関係にもドラマ的な味わいがあるが、なんといってもあの時代ならではのハイテクを駆使した強盗シーンが魅力！ ＣＧ抜きのカー・アクションも迫力あり！

サイコパス　死体の刻印

昨年亡くなったエド・マクベイン原作８７分署シリーズの映像化！

昨今、あまりに犯人像を肥大化させた作品が多い中、いかにもマクベインものらしく、刑事達の日常に重きが置かれているのが良い。 小品ではあるけれど、その分はったりがないので気に入ってます。 キャレラと、後に妻となる聾唖のテディの出会いもさり気なく描かれています。

刑事ニューマン　復讐のレクイエム

「ティファニーで朝食を」でヘプバーンの相手をしたダンディなジョージ・ペパードが、その正義感ゆえに孤立していく刑事役を熱演。

病気の父を見舞った後、わびしくジャンクフードを喰う、しがない「刑事ニューマン」を見逃していませんか？ ニューマンの相棒に「刑事コジャック」の潜入捜査官役があるロジャー・ロビンソン。

サスペクト・ゼロ

犯行手口にパターンがなくプロファイリング不可能＝（サスペクト・ゼロ）な連続殺人犯を捜査官の元へ謎の男からメッセージが・・・。

男は捜査官がかつて取り逃がした連続殺人鬼を殺した犯人として追われていた！ おおっと、これ以上はつっこめませんが元ＦＢＩだと名乗る男の存在が謎を深めていく！ サイコサスペンスファンなら見逃せない一編だ。

デンジャー・ポイント

アリステア・マクリーン原作「麻薬運河」の映像化だが、原作以上との評価もある隠れ名作。

主演にスウェーデン・スター、タウベの起用がポピュラリティに欠ける因ではあるが、内容的にはなかなかのもの。 アムステルダムが舞台ということもあり、運河での水上アクションは見せ場たっぷり。

ブラック・ターゲット

ギャングの囮として利用された娘の仇をうつため、孤独な戦いに挑む元レースドライバー、ジャンヌの物語。

「狂気」と知りながらも復讐にのめり込むジャンヌ、彼女に温情を見せる警部の姿をノワール・ムード満点に描いた作品です。

タックスマン

冴えない税務署員ベンが目をつけていた男が大量殺人事件の被害者に。

現場で出会った刑事と組んで調査をするうちに、裏にはマフィアの存在が浮かび上がってくるのだった。 事件を追う二人が、さして野心もなく小市民的なのが魅力となっている作品で、証人の家族とベンの関係も丁寧に描かれている。

ゴーリキー・パーク

失踪した弟を追ってニューヨークからやって来た刑事（デネヒー）とロシア人民警察の主任捜査官（ハート）が手を組んで密輸組織の陰の大物（マービン）を追うサスペンス！

密輸品は意表をついたロシアならではのものだった！ デネヒーのやられっぷりがサイコー！

アスファルト・ジャングル

これはもう言うことなしのジョン・ヒューストンの代表作だ。

競馬で借金だらけだがプライドだけは失っていない凄腕の強盗ディックと、出所したばかりの犯罪のプロ、ドック（ドイツ系）との奇妙な友情を軸にした犯罪もの。 計画通りに宝石強奪に成功するハズだったが、ひょんなことから歯車が狂い始めるのだった。

若き日のマリリン・モンロー出演がクローズアップされているが、そんなのちっぽけなことと思えるほどの名作。

マーダー・イン・ザ・ダーク　夜よ、血をあらえ

ミュージシャンでもある記者の演奏仲間が麻薬絡みの犯罪に巻き込まれて殺害され、彼が疑われることに。

サツの目を逃れながら、単身、事件を追う記者の孤独な戦いが、ノワールタッチで描かれた作品です。 犯罪都市（コペンハーゲン）に生きる人々の姿を描いて魅力あり。 邦題もまったく素晴らしい！